炊飯器が壊れたのですよ。なぜこのタイミング!?
メシを炊き終わったあと「ぷちん」という乾いた音がしたと思いきや自動で保温にならなかった。
おや? と思っていろんなボタンを押すもpingが返って来ない。
まさか自発的に節電モードになりやがるとは見上げた根性……いやいや! どんなAIだよ。ファジー機能かよ。緊急おこげ速報かよ。気まぐれすぎだよ!
5年来の付き合いだったが、まさか東日本大混乱の最中に昇天するとは……。まだリゾットを作らせてあげてなかったのに。温泉卵も……ぶわっ!
時計だけは内蔵電池で普通に動いているあたりがまた憎らしい。こいつめ! こいつめ!
思わず『最期のご飯』という企画を思いついてしまったじゃないか。「最後の授業」的な! アメル先生ーッ!
……うむ。哀しいが認めよう。彼女は逝ってしまった。
しかし有事のさなか米が炊けないのは死活問題。あまり遠出したい状況ではないが秋葉原に買いに行くしかありますまい。
翌日。
もう一度だけ、確かめるようにコンセントを挿し込みボタンを押す。へんじがない。ただの……などとお約束をツイートするまでもなく、状況は変わらない。
いざ秋葉原ヨドバシへ。
IHのほうがムラなく美味しく炊けますよと説明するお兄ちゃん。
うむ善哉。ならばその娘をひとつ嫁にもらおうか的なメタファーを含むやりとりを経て新機種購入だぜこんにゃろー!
帰宅するやいなや箱入りだったあやつを乱暴に取り出してコンセントを穴に挿入。
今すぐたいてやるぜうへへえ。と匂い立つ白飯を求めて野獣と化した俺様は、もっとも美味しくいただけるようゆっくりたいた。
小一時間の後そこには艶やかに生まれ変わった白飯が。
思わず叫んだね。
「♪おいしくたけましたー」
アイルーも納得だぜ。
さようならマイコン炊飯器。君は逝ってしまったけれど、最後のご飯は永遠に生き続ける。
ほら、今もまだ冷凍庫に……。
……とかなんとかいうイベントがあったのですよ。
いやあびっくりした。なんだかキーボードを叩くうちにただの変態になっていく自分に絶望した。
そんな感じで……サークルの報告は何か無いのかって?
無い!
以上。
そんな感じでーす!